

目次
1. 足場の解体
前回の記事【足場組立の基本 2/3】 足場を組み立てるで組み立てた足場をもとに解体していきます。
最初は3層から解体していきます。
組立ての逆を行う流れになります。
手摺→先行手摺→階段→踏板→支柱

安全帯を取り付けて行っていきます。
取り付ける際は、外す先行手摺または手すりの向かいに取り付けます。
取り付け終わった後に、先行手摺または手摺を外していきます。
※手摺のたたきにハンマーをぶつけて、外します。

先行手摺を外していきます。
上部の両方はクサビで固定されているので、ハンマーでくさびを上に上げます。
下の層に行き、先行手摺の斜材から1本ずつ外します。

その後、上部を片側ずつ外していきます。
この作業の際に、向かい側に安全帯を取り付けます。
最上階の手摺を外したら、階段を上から金具を上げて外します。
踏板は下の階から手で、片方ずつ金具を上げて外します。

その後、先行手摺を外していきます。
踏板を掛けていた手摺を外し、支柱を外していきます。
この際に、ほぞ穴から出ているロックピンを両側から押して、上に上げて取り外します。
これらを階層の数だけ繰り返していきます。
最後はジャッキとジャッキベースを片付けて解体完了です。
2. 足場のチェックリスト
今回、設置から解体までお話してきましたが、どの作業も安全を常に担保しなければなりません。
建設業において他産業に比べ高所作業が多く、墜落による労働災害が最も多く発生して、建設業の全死亡災害の約4割を占めています。
足場を建て終わったあと、安全ネットを張り、安全帯を使用する、アサガオという資材を設置と墜落を防護することが労働安全衛生規則で規定されています。
物、資材以外でも5Sやチェックリストを使い、作業員一人一人の安全に対する意識を高めて、ミスをなくしています。
以下は東京労働局の足場の解体作業チェックリストです。

作業員の安全を高めるために、このチェックリストを使い、作業を行っています。
資材が足らない、使い方がわからない、資材の破損点検のしかたがわからないで事故に繋がることがなくなるように、これ以外にも安全習慣でより作業員が安全に働けるように、今後も記事を作成していきます。
また、高層ビル等で使われる枠組足場についての記事枠組足場とは? よく使う資材を徹底解説【足場/資材画像あり】を書きました。
興味のお持ちの方はぜひ、読んで頂けたらと思います。
