フォークリフト免許を取得するには?

今回は、フォークリフトの免許を取りたいという人の為に、フォークリフト運転技能講習がどのように行われるのかを、筆者の実体験を踏まえてご紹介させて頂きます。

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目次

  1. フォークリフト運転技能講習とは
  2. 学科講習・試験
  3. 実技講習・試験
  4. まとめ

1.フォークリフト運転技能講習とは

なぜ免許が必要なの?

フォークリフトの運転技能講習を修了すると、運転技能講習修了証がもらえます。
これが、いわゆるフォークリフト免許と呼ばれるものになります。
フォークリフトを用いて業務を行う場合には、たとえそれが私有地であってもフォークリフト免許が必要になります。
無資格者によるフォークリフトの運転は、無資格運転者のみならず所属する会社まで責任を追及されるので絶対にやめましょう。

フォークリフトは死亡事故も多い危険な乗り物ですので、必ず資格者だけが運転するようにしてください。

免許取得に必要な条件は?

フォークリフト運転技能講習は18歳以上であれば誰でも受講することが出来ます。
特に「自動車免許を持っていなければフォークリフトには乗れない」と勘違いしている方も多いのではないでしょうか。
自動車免許を所持していると一部学科講習を省略することが可能になるなどの優遇措置はありますが、自動車免許が無いと受講できないということは一切ありませんので、ご安心ください。

免許取得にかかる時間は?

普通自動車免許を持っていない場合は講習時間が35時間。
持っている場合は31時間の講習時間となります。
日数だと4~5日間で行うことが多いです。

フォークリフトの経験があったり、大型免許や大型特殊免許を所持している場合には、より短い講習時間での取得が可能です。
私は普通自動車免許を持っていたので5日間で31時間の講習を受講しました。
講習の内訳は学科が7時間、実技が24時間でした。
私は平日に5日間連続で一気に取得しましたが、土日や週をまたいでの受講も可能ですので、自分の都合に合わせて日程は調整しましょう。

免許取得にかかる費用は?

受講費用は私の受講した31時間コースで4.5万円程度でした。
受講地域によっても多少前後しますが、相場は4~5万円程のようです。
もちろん短い時間の講習だともっと安く済みますし、試験に不合格となってしまった場合には追加で補習・再試験の費用が掛かる場合もあります。

免許取得の難易度は?

フォークリフト免許の試験の合格率は99%程度と非常に高い水準にあります。
講習をしっかりと受講して試験を受験さえできれば、誰でも合格できると言っても過言ではありません。
勉強が苦手という人や運転に自信がない人も、やる気さえあれば免許取得が可能です。

免許取得に当たっての注意点

受講が必要な講習時間は法令で定められています。
遅刻・早退・欠席をしてしまうと、最悪の場合には受験資格を失い、再度初めから受講を受けなおす必要が生じる可能性もありますので注意が必要です。
やむを得ない事情で遅刻や早退、欠席をしてしまう場合には、必ず教習所に対応を相談するようにしてください。
また、技能講習修了証に使用される写真の撮影は、講習初日のケースが多いので、身支度はしっかりするようにしましょう。
自動車免許と異なり更新の機会が無いので、一生使用する重要な写真になります。

2.学科講習・試験

※これはあくまで私が経験したものであり、地域や教習所によって異なる場合があることをあらかじめご理解ください。

私の受講したカリキュラムでは初日に学科講習を行い、2日目以降が実技講習でした。
フォークリフトの学科講習は、初めにビデオ視聴による講習があり、次に教本を用いた教員による講習があります。
あくまで主観ですが、講習の内容は決して難しい内容ではなく、誰でも理解可能な内容だと思います。
試験に出る内容については、教本に線を引くように指示されるなど、暗に示されるので分かりやすいです。

学科講習が終了すると最後に学科試験を行います。
合格に必要な点数は高くはありませんので、講習を真面目に受講していれば誰でも簡単に合格できる難易度だと思います。
万が一不合格となってしまった場合にも、補習と再試験による救済処置があるようです。
補習や再試験には追加で費用と時間が掛かるので、講習は真面目に受けるようにしましょう。

3.実技講習・試験

学科試験を合格すると、次は実技講習が始まります。

私が通っていた教習所ではフォークリフトをAT車かMT車か選べました。
難しい方を習得しておけば、どちらにも対応できるだろうとMT車を選択しましたが、仕事で使うフォークリフトは全てAT車だったので、初めからAT車にしておけば良かったと少し後悔しています。
教習所によってそもそも選択できない場合もありますが、どちらを選ぶか迷った場合には実際に使うフォークリフトに合わせて取得するのが良いかと思います。
※フォークリフトの免許には、自動車免許のようなAT限定などの制限は無いので、AT車でも全く問題ありません。

フォークリフトの実技講習は約8人程度のグループに分かれて行います。
(同時受講者の人数にもよります。)
各グループ内で交代制でフォークリフトの運転の練習をしていく形になります。
自分の順番が終わったら、次の自分の順番までかなり時間が空いてしまうので、その間は他の人の練習を見て操作を学びましょう。
とはいえ、実際には他人の練習を見ずに、同じグループの人と談笑していることも多いです。

最初は、フォークリフトに乗るまでの行程を学びます。

フォークリフトに乗る前に、周りをぐるっと回り、指差しと声出しで周囲の安全確認を行います。
フォークリフトには死角となる部分も多く、重量の大きいフォークリフトによる接触事故は重大な事故に繋がりやすいので、非常に重要な確認です。
乗車前の安全確認は現場では省略されがちですが、教習所で習う方法が最も安全だと胸に刻みましょう。

フォークリフトに乗ったら、発進・前進・後退・停止などの基礎的な操作方法を学びます。

私は自動車免許を取得してからMT車を運転する機会が無かったので、MT車特有の半クラの感覚に苦戦しました。
フォークリフトのマストや爪の操作など、フォークリフト特有の操作もありますが、この段階では操作自体は簡単なのでつまづくことはあまりないと思います。

難しいのは旋回で多くの人が苦戦します。

通常の自動車が前輪駆動である一方で、フォークリフトはより狭い場所で小回りがきくように後輪駆動が主流となっています。
その為、普通の自動車と同じような感覚で曲がろうとすると、車体が思わぬ軌道を描くことになってしまいます。
教習所ではポールを用いて練習を行いますが、慣れない挙動にポールを巻き込んでしまう人も多いです。
教習所ではポールで済んでも、現場では人を巻き込んで重大な事故を起こしてしまう可能性もありますので、しっかりと練習して感覚を掴みましょう。

基礎的な操作が身に付いたら、フォークリフトを用いての荷役練習を行います。
初めは簡単な軽量パレットの荷役を通じて、荷物の取り方や置き方を学びます。
荷役の基礎が身に付いたら今度は重量物の荷役を学びます。
1tの重量のパレットの荷役練習を行いますが、重量物の荷役は運転感覚も異なってきます。
実技試験ではこの1tの重量のパレットの荷役を行うことになるので、しっかりと練習して感覚を掴みましょう。

所定の時間の実技講習が終わると、最後に実技試験を行います。
実技試験では減点方式で採点が行われ、乗車前の安全確認を忘れてしまったり、フォークリフトの操作に不備があったり、所定の制限時間を超過してしまうと減点され、終了時に所定の点数以上の点数であれば合格になります。
試験の際には緊張してしまうことも多いですが、点数にはかなり余裕があるのでなかなか不合格にはなりません。
私も操作が上手くいかない部分があったり、時間を超過してしまったりしましたが、無事合格することが出来ました。

実技試験に合格すると講習の全工程が終わり、技能講習修了証が交付されます。
技能講習修了証を受け取ったら、無くさないように大切に保管し、フォークリフトの運転の際には必ず携帯するようにしましょう。
万が一、技能講習修了証を紛失してしまった場合には、取得した場所でのみ再発行が可能です。
引っ越しなどで遠隔地にいる場合には、再発行に手間取る可能性もあるので紛失には注意しましょう。

4.まとめ

フォークリフト免許は費用と時間を捻出できれば18歳以上であれば誰でも取得が可能です。
フォークリフトの免許を持っていれば出来る仕事の幅が広がり、キャリアアップにも繋がるので機会があればぜひ取得してみましょう。

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