【足場資材の最新事情】次世代足場シリーズ①:次世代足場ってなに?

このシリーズでは、現在徐々にシェアを拡大しつつある次世代足場について解説していきます。

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目次

  1. 次世代足場って何?
  2. 次世代足場の特徴
  3. 代表的な次世代足場一覧
  4. まとめ

1.次世代足場って何?

次世代足場とは、現在の主流である「枠足場」「くさび緊結式足場」「単管足場」などの規格を安全面・施工面・管理面から全面的に洗い直した次世代規格ともいえる足場の総称です。

時代の移り変わりとともに、私たちを取り巻く環境は大きく変化してきています。
枠組み足場が導入された半世紀前と比べて、成人男性の平均身長は10㎝程伸びており、それに加えて安全靴やヘルメットを着用するとさらに10㎝程高くなります。
その為、現在の規格では常に腰をかがめて作業をしなければならない状況が多くなってしまいました。

また、平成21年6月に、足場からの墜落・転落災害の防止について、労働安全衛生規則(以下、安衛則)が改正され、平成27年7月にも改正規則が施行されるなど、 足場作業における安全基準が大きく高まってきています。
従来の足場の規格では、新しい基準に対応する為には新たな部材の追加や、施工時の手間の増加が必要になるなど、コストアップを余儀なくされました。

次世代足場は上記の環境変化や規則改正を踏まえて開発されている為、改正により別途安全部材を取り付ける必要がほとんど無くなっています。
現在はまだ次世代足場のシェアはそこまで大きくはありませんが、より安全性と施工性に優れている次世代足場にシェアが遷移していくのは、今後の自然な流れかと思います。

2.次世代足場の特徴

次世代足場の特徴は、くさび緊結式のシステム足場で据え置き式の先行手摺が標準装備されていることです。
階高は1800~1900㎜と各社で採用するサイズは異なるものの、従来の枠組み足場よりも広い空間で作業が出来ます。
緊結部には抜け防止などの処置がしてあるため、大組み・大払しに適しており、目視可能な抜け止めを有しているためより安全に作業が行えるものが多いです。
また、梱包性が高い為、保管・運搬効率が良くなり、保管スペースや運搬コストの削減にも繋がっています。

3.代表的な次世代足場一覧

現在流通している主要な次世代足場と簡単な特徴を紹介します。
以下の次世代足場については個別でさらに詳しく紹介記事を書いていきます。
紹介順は順不同です。

個別解説記事(随時更新予定!)
【Iqシステム】

4.まとめ

これから先どの次世代足場がシェアを握っていくのかはまだ分かりません。
各々の特徴を学びながら、時代の行く末を見守りましょう。

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