足場王の顧客様に聞いた 価格転嫁・利益確保の成功事例 第2弾!
2023年8月26日 発行
建設業界の倒産件数は増え続けています。要因は様々ですが、重要なカギを握っているのは、「価格転嫁・利益確保」ができるかという点です。今回は、昨年11月の足場王通信vol.125と同様に、実際に顧客様から伺った「価格転嫁・利益確保」の成功事例をご紹介します!
増え続ける建設業界の倒産
2023年7月の倒産件数は701件で、前年同月の499件から40.5%と大幅に増加しています。建設業の倒産件数も増え続けており、業種別で見ると、建設業は139件で同95 件から46.3%の増加。本業不振に加えて物価高や人手不足による負担が重なっており、経営が行き詰ってしまう企業が増えているようです。
人手不足倒産
■2023年上半期は110件発生
「人手不足倒産」は、2023年上半期において110件(前年同期61件、80.3%増)発生しています。2013年に集計を開始して以降初の100件超えとなっており、通年で過去最多を更新するペースで推移しています。業種別では『建設業』(45件)が全体の約4割を占め、職人不足に起因する倒産がみられています。
物価高倒産
■2023年上半期は300件発生
「物価高倒産」は、2023年上半期において300件(前年同期90件、233.3%増)発生し、3.3倍に急増しています。業種別では『建設業』(59件)となり、今後も物価高が影響を及ぼすことが懸念されています。
価格転嫁・利益確保の成功事例
倒産情報をお伝えしましたが、「価格転嫁・利益確保」に取り組み、成功している企業も数多くいます。
足場王の顧客様に実際お伺いした成功事例をご紹介します。
■足場の施工以外でのオプション設定
㎡単価は安い価格設定で、小運搬やアサガオ設置などをオプションとして追加することで、総合的に利益アップできました!
■一律◯◯円上げと値上げを踏み切る
材料費高騰が理由と伝えて、最初から値上げをお伝えしました。物価高騰は皆さん体感しているので利益確保において有効的な策となりました!
■施工力、トラブルへの対応スピードをウリに
過剰に現場を受注せず、余裕をもっておくことで、レスポンスよく対応することができ、継続受注に繋げられています!
■職人さんの契約条件見直し
正社員雇用から請負契約に変更したことで、手が余る状況が減り、仕事に合わせた動きを選択することができるようになりました!
■レンタル料金の見直し
実際に資材を調達している先と、他社を比較してみました。今よりもっと安く借りられる先があり、経費削減になりました!
まとめ
今回ご紹介したのはほんの一例です。今後の景気の持ち直しを見据え、資金調達方法や経営計画の見直し等の対策が必要です。
経営に関するご相談も、ぜひ足場王の営業担当までご連絡ください。